エピローグ「そして・・・」
それから4年後。
俺と茉理はめでたく結婚した。
茉理の左手の薬指にはめた結婚指輪はもちろん、茉理が目を覚ましたときにはめたあのシルバーリング。
他の指輪も考えたが、やっぱり、二人の絆がもっとも強く結ばれたこのシルバーリング以外には考えられなかった。
このシルバーリングを茉理にはめるのは3回目。
これでついに俺たちは正式に夫婦となれたのだ。
俺は大学も無事卒業し、今は源三さんの勤める会社に勤務している。
家は今まで住んでいた家を受け継ぐことになった。
源三さんはプロジェクト成功で得たお金で新しく家を建ててしまった。
本当は俺と茉理でマンションでも探して引っ越そうとしていたのだが。
保奈美はどうやら、弘司と付き合い始めたらしい。
妹の柚香がやきもちを妬いて大変らしいが、上手くいって欲しいと心から願う。
美琴は未来に帰って復興支援をしているとか。
今日は俺たちの結婚式ということで、わざわざ未来から来てくれた。
ちひろちゃんも未来に帰って、フォステリアナの栽培指導に当たっているとのこと。
久々に会えたということもあって、茉理もちひろちゃんも嬉しそうだった。
結先生、恭子先生、理事長は、一時は未来と現代を行き来して大変だったみたいだが、今ではまた蓮美台学園に勤めているらしい。
・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
俺と茉理は教会から外に出た。
周りを俺たちと親しい人たちが取り囲んでる。
保奈美「なおくん、茉理ちゃん、おめでとう!」
美琴「おめでとー」
ちひろ「おめでとうございます」
みんなが祝福の言葉をくれる。
直樹「今日は俺と茉理のために、これだけの人に集まっていただいてありがとうございました」
直樹「今日から俺達は、夫婦として新たな一歩を踏み出します」
直樹「これからも末永く見守ってください」
俺と茉理は頭を下げる。
周りから拍手が起こる。
直樹「それじゃあ、茉理」
茉理「うん」
茉理が思いを込めてブーケを投げる。
茉理「みんなありがとう!それじゃあ、いっくよー!それっ!」
ブーケが空に舞う。
大きな試練を2度も克服した俺たち。
今後何があっても、茉理となら超えられそうだ。
そして、これからの茉理との一瞬一瞬を絶対に忘れない。
そう改めて心に誓った。
Fin
すべてを書き終えて
月は東に日は西にオリジナルアフターストーリー茉理編はいかがだったでしょうか。かなり強引に作った感もありますが、お許しください。
やっぱり私個人としては、保奈美エンドと同じように、茉理とも結婚して終わらせたかったです。こんなかわいい娘と結婚できるなんて、直樹君も幸せだなあ。うらやましずぎです。
もしよろしければ感想をください。はにはにDESTINYおよび、なんでも掲示板にてお待ちしています。
最後に、当然のことながらこのストーリーは私の考えたものであり、はにはに本編とは直接関係がありません。
Byリリーナヒーロー